おなかの虫を対策しよう

おなかの虫を対策しよう

おなかの虫は寄生していたとしても無症状のために気づくのが遅れることがあります。
寄生してしまったときはどうしたらいいのか、予防のためにどんなことが必要なのかご説明します。

おなかの虫はこうやって見つける!

糞便検査で虫卵を見つけることで、おなかの虫が寄生しているかわかります。おなかの虫を発見した際には、速やかに獣医師と相談しましょう。

回虫・鉤虫

糞便と一緒に虫卵が排出されますが、小さすぎて肉眼で見つけられないため、動物病院での虫卵検査(検便)が必要です。

回虫鉤虫

うりざねじょうちゅう瓜実条虫

体の一部が切り離され、糞便と一緒に排出されます。新鮮な糞便の表面に白色、または赤みを帯びたごま状の伸び縮みしているものが瓜実条虫の卵を含んだ袋(片節)です。

瓜実条虫

検査結果が陰性でもご用心!

検便をして、結果が陰性でもまだまだ安心はできません。おなかの虫が寄生してから外にでるまでそれぞれ期間(プレパンテントピリオド)があります。その期間中の場合、検査をしても虫卵は見つかりません。また、卵は糞便に均等に混ざっているわけではないため、一般的な検査方法では見落としてしまう恐れもあります。

検査結果が陰性でもご用心

おなかの虫はどうやって駆除するの?

おなかの虫は、駆虫薬を投与して駆除します。駆虫薬でお腹の中にいる寄生虫を追い出し、その他下痢や貧血など、それぞれの症状にあった治療方法が進められていきます。

駆虫薬を投与

おなかの虫を体内にを入れないためには

おなかの虫が寄生すると虫卵が糞便と共に排出されます。そこから、新たに他のねこや人に感染していきます。虫卵は一般に数週間で感染力を持ち、その卵は環境が良いと1年以上生き残っています。おなかの虫の感染を拡大させないためにも、定期的にお薬を投与して駆除を行いましょう。また、ねこが普段使っているトイレなどの生活環境を清潔に保つことも大切です。

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